キャットフードには砂糖の含まれていないものもある

甘い物が嫌いな人でも、砂糖の入っていない料理を食べたことのない人はいないでしょう。人にとって甘い物に含まれる「糖質」は、重要なエネルギー源です。砂糖がなければ生きていけません。しかし、ネコちゃんは少し事情が違います。猫は肉食で主なエネルギー源はタンパク質です。つまり、砂糖はあまり必要とはしません。

また、ネコちゃんは砂糖の「甘さ」を感じません。猫が「甘い」と感じるのは、アミノ酸の甘さです。特にカニやエビには甘さを感じるアミノ酸が豊富に含まれています。愛猫の食いつきが良いのは、この甘いアミノ酸の御蔭です。

砂糖を使用しないキャットフードがありますが、人工甘味料を使わないことで歯の健康維持をはかることが目的です。

しかし、砂糖に含まれる「糖質」は、猫にとってもタンパク質に次ぐ大切なエネルギー源です。砂糖が猫に良くないと言われる理由は、甜菜(てんさい)からつくられる「ビートパルプ」にあります。甜菜は「砂糖大根」とも呼ばれる根に砂糖を含んだ野菜です。ビートパルプは、甜菜から糖分を絞り出した食物繊維です。ビートパルプの多くは薬剤処理でおこなわれているので、残留した薬剤が愛猫の健康を害するおそれがあるということです。
つまり、砂糖とは違う理由で問題視されているのです。

また、蔗糖(ショトウ)やコーンシロップ、グルテンミールなども、粗悪な甘味料として列挙されます。蔗糖はサトウキビや砂糖大根からつくられる糖のことです。コーンシロップは、トウモロコシのデンプンから作られる砂糖液です。グルテンミールは、トウモロコシからコーンスターチをつくる過程で生成されたものです。それぞれ、エネルギー源として効果的なものですが、取り過ぎには注意が必要です。

砂糖の含まれていないキャットフードは、ごくわずかです。ほとんどのキャットフードには何らかの砂糖が含まれています。しかし、砂糖=糖質の摂りすぎは肥満にもつながります。キャットフードを選ぶ際は、糖質の多くないものを選ぶようにしましょう。